感情のコントロール
あなたは誰かに怒られた時、どんな行動をとるでしょう。逃げ出す、自己弁護を始める、あるいは反撃に出る人もいるでしょう。これらはいずれも、過去の記憶による対処行動です。 記憶があなたを規定し、記憶が今のあなたを縛っています。
家族、友人、同僚、会社など、あなたとは、あなたの記憶のことです。その記憶を書き換えた時、あなたは別人となるでしょう。 人は記憶を使い、現実空間を生きられるよう設計されています。この世に生まれ出た瞬間の状態が、人としての記憶の初期状態です。何の認識もないニュートラルな状態です。キリストは赤子のようになれと言われました。 無分別の状態、良いとか悪いとか、比較判断の基準を何も持っていない状態です。成長して分別がつくようになると、人は絶えず過去に引っ張られ、過去の認識から抜け出せなくなっています。
一方太陽はどの瞬間にも光を放ち続けています。太陽は地球に今、雲がかかっているかいないか、判断をしません。つまり、光るのに条件がないということです。 我々も常にこうすることが可能です。
相手の状態如何に関係なく、光を放ち続けることが出来るのです。相手の機嫌を判断する必要などないということです。 怒られたと意味をつけたとき、あなたは輝けなくなってしまいます。そうは言っても怒られ続ければ萎縮してしまうと感じたら、無理せずその場からそっと離れてみることです。自己弁護を始める前に、自己主張を始める前にです。大切なことは、あなたが光り続けられるか否かです。葛藤はあなたの内部にしか実在していないのですから他人を変えることに意味はありません。 そしてその場を離れてしまったら、もう一瞬前のことは手放しましょう。その人が怒っているというのは過去の認識にすぎません。なかなか不安は去らないかもしれませんが、自分のそんな感情の動きを出てくるにまかせ、コントロールすることなく、ただただ眺めていると、やがて感情のエネルギーは沈静化します。なかなかできないときはDSがお手伝いします。あとはそれが自然にできるまで練習するだけです。 そして落ち着いてきたら可能な限り自分のハートのセンターに意識を向け、自分でそこに愛を贈ります。相手が今どう思っているかに意識をおくのではなく、相手がどういう状態でいるかに意識をおくのでもなく、自分が輝けることに意識の焦点を振り向け、今そこで光るのです。いつもあなたのすることはそれだけです。どんな時も光続けることです。
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