人生の泳法がすなわち覚り
人は水に溺れた時、泳ぎを知らなければ自力で水中から抜け出すことはとても難しいものです。
しかし水中を自由に泳げる方法を体得するようになれば、溺れる可能性は極めて低くなります。
悩みや不自由な考えに陥っていたり、ネガティブな感情に巻き込まれているのも、そのなかで溺れている状態であると言えます。
ですから、そのような中でも超然としていられる方法を体得すればいいだけなのです。
人は自分が置かれた状況と環境に満足と理解ができず、別の環境と条件を追いかけようとします。
しかし本当に変化が起こる時は、状況が変わって、おかれた状態が好転するのではなく、どんな状況と状態におかれていようと、その中で溺れることなく悠々と泳ぐことのできる泳法を体得するときです。
どんな状態に留まっていようと、その状態はあなたの想念、意識、心の在り方が創ったものです。
どんな状況と環境が与えられようと、それは、あなたがその状況と環境を通して学び、体得すべき泳法が存在するということです。
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