夢と霊の世界

夢の捉え方は様々ですが、夢は霊的な現象の一つだと私は思っています。つまり、肉体に宿った霊魂が経験しているものだということです。

ただそれを純粋な霊の観点ではなく、制限のある肉体で受け取るので、しばしば混乱が生じます。

霊的な世界で起こる出来事は、肉体の思考に影響されない純粋な霊の意識でのみ、きちんと認識できます。

そのために、肉体を経て伝わった霊的な情報と印象は全て、抽象的なストーリーにしか感じられません。

さらにその世界での時間と空間は、肉体の世界で感じる客観的な時空間の概念とは全く異なる、自分なりの主観的な時間と空間です。

睡眠中私たちの霊魂は、30~90㎝肉体から分離されています。分離された霊魂はこの時、霊魂に必要なエネルギーであるエーテルを摂取しますが、霊の感覚を通してこれを感じ、経験するようになる過程が、夢のストーリーになります。

このとき霊魂が遠く離れるたびに、霊魂と繋がったシルバーコード(魂の緒)を通して、肉体は怖れの信号を送り続けます。

そうすると夢の中のストーリーはたちまち恐怖におかれた状況として展開されます。

夢の中で私たちが恐怖を感じるのは、夢の中の体験がその恐怖感を与えているのではなく、肉体の防御と執着が怖れを誘発させているからです。

この現象は、肉体を過度に酷使したり、神経を使いすぎたりして、身体と心が疲れ切っているときに、肉体と霊魂を繋いでいるシルバーコードが弛んで起こるのですが、このような条件は悪夢を見る原因になります。

しかし死後の世界には、夢で経験するような恐怖感が存在しません。

なぜならもうそれ以上、防御して執着しなければならない肉体がないからです。

霊の世界は物質世界と違い、振動がとても速い世界です。したがって死後の世界での恐怖感は、驚きのように、瞬間的にぱっと現れては消える現象としてだけ存在するのです。

物質世界では、自分が望まなくても、長い時間を自分や周りの意志によって、怖れと恐怖に苛まされますが、霊の世界では、自分が願わないことはどんなことも長期的な事件として維持されません。ただ、自らの自虐と自己批判によって、自分の周りにおぞましい造形物や、垣根のような地形を創造しておいて「自分は罪をたくさん犯したからここから抜け出せない」というワンマンショーを繰り広げる霊魂たちがいるだけなのです。

物質宇宙だけでもその大きさと多様性はとてつもないのに、まして肉体を抜け出た霊魂の世界はなおさらです。あの世は人が死んでいく世界ではなく、ただ波動の形態が異なる、たくさんある世界の中の一つなのです。


DivineSource

人は何かに属すことで安心する傾向にありますが、それは本質からはかけ離れた行為です。 DivineSourceは魂の成長とともに自立した個人を目指します。 そこにはリーダーや組織は存在しません。 思考はエネルギーです。 思考するから現実が起きるのです。 思考が先、現実はあとなのです。 自立したあなたのまわりには、真の仲間がたくさん集まってきます。

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