魂の教育
先日サットサンをズームで開催してくれたアルーナは、日本にチャネリングをもたらした最初の人で、現在は日本に滞在し、定期的にサットサンを開いて参加者の覚醒の手助けをしています。
「サットサン」とは真理の交流、真我との交流、覚醒した人との交流などという意味です。
アルーナは、インドの聖者ラマナ・マハリシの弟子パパジのもとで覚醒していることを認められました。
そんなアルーナの覚醒に至るまでの流れは『覚醒の道』に詳しく書かれていますので、興味のある方は読んでみてください。できれば原書がお勧めです。
アルーナは、自分が演じてきた従順で頼りになる娘、妻、母、不動産業者などの役割は、彼女の母親がアルーナに夢見たもので、アルーナが自分自身に望んだものではなかったということを学んだそうです。
それからは何度も「一からやり直し」を繰り返してきました。
そのたびに慣れた日常の習慣が急激に変わり、新しい生活が姿を現しました。日本に居を移す前はアメリカに庭のある大きな家を持っていましたが、モノへの執着からも何度も放たれました。
新型コロナウイルスの状況下で、顔を合わせてのサットサンやワークショップはできなくなり、70代にして初めてZoomにも挑戦しました。
聖ジャーメインがアルーナに「すべての成長は動きと変化からもたらされる」と言ったことがあるそうです。
長期的な計画づくりを優先し、未来が見えないと不安に思うのではなく、柔軟でいる、今この瞬間を生きることが大切だと思います。
それは子育てにも通じることで、まるで子供の未来は親が用意するものだと信じているかのような人もいます。そしてその責任感に自ら押しつぶされていることに気付こうともせず、思い通りにならない子供を叱責し、さらに親としての自分にダメ出しをし続けます。
子どもは親が大好きです。だから親の要求にはなんとか応えようとします。小さいころから自己主張の強い子は幸いだと私は思います。大人から見て手のかかる子です。未熟な親に、それは違うよ。自分には受け入れられないよと教えてくれるからです。
逆に従順な子供たちは、思いを伝えることを早期に諦めてしまった場合もあります。そんな子供たちが成長するとどうなるでしょう。想像してみてください。
根本的な見直しが必要であると多くの人が気付いていながらエゴを優先させ、ずいぶん先延ばしにしてきた子供の教育も「一からやり直し」のタイミングであるように思います。
これまで日本の教育は記憶力の良い子が勝者でした。ですが今やそれは重要ではありません。
話は飛躍するかもしれませんが、アンマは学校にさえほとんど通っていません。ですがどんな政治家より、どんな医者より適切な指示をすることができます。そしてその知識もそれぞれの専門家が納得するものです。なぜこのようなことができるのでしょうか。
アンマは学校の知識から話すのではなく、究極の実在の中につねに確立した者の知識から語りかけます。こういったことは私たちにも可能なのです。ましてその準備ができている子供たちに、親の古い概念や、形骸化した教育を押し付けるのは、とても愛する者たちにすることとは思えません。
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