スピリチュアルティーチャー(グル)

グルの役割は、檻の扉を開けることです。

もし弟子が、いまだ窮屈な檻に執着を持ち、大声をあげて「ほっておいてくれ、私は快楽と欲望のこの小さなねぐらが好きだ」というなら、グルがさらに何かを言うことはありません。ただこう言うだけです。「あなたに呼ばれたから来たのです。そうでないなら、あえて言うことは何もありません。私が来たのは、あなたの必要からであり、私の必要からではありません。ですから、また呼ばれるまで私は待っています」と。

 グルを受け入れることは、重荷を背負うことでも、人の自由意思や幸福に対する脅威でもありません。それは、あらゆる人にとって、この世で持ちうる最高の恩恵なのです。良いカルマの転生は、真のグルの助けを引き寄せることが定められているのです。

 神は探求者に、最初は本とか、より下位の教師などの間接的導きを与えます。神への希求がとても強くなって初めて、真我に覚醒したグルというかたちの救いの手を神は与えるのです。生徒がそのグルを受け入れるのであれば、それはグルが気に入ったからなどというものではありません。むしろ生徒が、今世で、また過去生で、大いなる恩寵を手に入れようと懸命に願ってきたからに違いないのです。  

 あなたがグルを探して出かけなければならないということはありません。神がグルをあなたのところに届けてくれます。あるいは、あなたが準備ができた時に、グルのところまで導いてくれるのです。

 もし初めに、グルがその弟子を鍛えるとするなら、それは弟子の一番の友、真の友として、また弟子の魂が最も望んでいるものの成就を手伝う者として、鍛えているのです。弟子をおだててそのエゴを増長させたりするようなことは、偽のグルがするだけです。

 本当のグルは決して利己的な動機で鍛えることはありません。弟子に対するどんな教えてあれ、訓練であれ、それはグルから来るのではなく、神からやってくるからです。

 ある時弟子が嘆きました「先生、私は善いカルマを持っているとは思えないのです」

パラマハンサ・ヨガナンダは強い口調で答えました。

「覚えておきなさい。人が神を知りたいと願うようになること、ただそれだけでも、大いに、大いに、大いに、善いカルマが必要とされるのです!」

『パラマハンサ・ヨガナンダとの対話』




DivineSource

人は何かに属すことで安心する傾向にありますが、それは本質からはかけ離れた行為です。 DivineSourceは魂の成長とともに自立した個人を目指します。 そこにはリーダーや組織は存在しません。 思考はエネルギーです。 思考するから現実が起きるのです。 思考が先、現実はあとなのです。 自立したあなたのまわりには、真の仲間がたくさん集まってきます。

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