OSHO

ラジニーシ(OSHO)は、ラマナ・マハルシ(ラマナ・マハリシ)、ラーマクリシュナ、ジッドゥ・クリシュナムルティ、ゲオルギイ・グルジエフとの比較において、みずからの姿勢について、次のように語った。

「人をほんとうに助けようとするならば、誤解されるのは避けられない。

ほんとうに助けようとするつもりがないなら、誤解されることもない。

崇拝や賞賛の的になれる。

ただ話をし、哲学を説くだけなら、人は怖がらない。

彼らの人生に立ち入ろうとしないなら。

複雑な理論や思想体系を人は学びたがる。

それなら申し分のない体験になる。

それはエゴを強化してくれる。

それはエゴを養ってくれる。

だれもが知識を増やしたがっている。

それは微妙にエゴを肥やす。

だが、ほんとうにだれかを助けるつもりなら、厄介なことになる。

いまと違った生き方へと導かなければならない。

それは人のエゴの縄張りを侵すことになる。

幾世紀もの歴史を背負った習慣や構造を相手にすることになる。

これは反発を招く。

人々は敵意を向けてくる。

人々は怖がる。

助けようとする人物を敵と見なし、ありとあらゆる方法で悪評をたて、誤解を広めようとする。

一面的な働きかけしかしない教師たち。

彼らは美しい花ではあるが、あまり役に立たない。

ジッドゥ・クリシュナムルティは、過去40年あまり、話し続けてきた。

人々は彼に耳を傾ける。

多くの人が40年以上にわたって彼の言葉に耳を傾けてきたが、彼らの意識にはなんの変化も起きていない。

もちろん、もっと知識は増している。

議論や理屈がもっと得意になっている。

議論の相手としてなら、とてもよろしい。

観念の領域での微妙きわまりない題材を論じるのに慣れている。

目覚め、瞑想、意識をはじめとする多彩なテーマについて、こと細かに議論する。

とても有能、とても利口になっている。

だが、あいも変わらず凡俗であり、あいもかわらず愚かである。

変わったのはひとつだけ。

クリシュナムルティから仕入れた知識によって愚かさを隠すことができるようになった。

クリシュナムルティは知識人の玩具になった。

彼はあえて人々の人生に踏み込もうとしなかったからだ。

それをするのはもちろん危険なこと、火を扱うようなことだが。

シュリ・ラマン(ラマナ・マハルシ)も、人々にとって、まったく申し分のない人物だった。

寺院で静かに坐る聖者。

人々はやってきて、花を捧げ、彼を礼拝する。

彼はただそれを見守るだけだ。

もちろん美しく見事な人物だが、一面的であったことは否めない。

人生を変えるほどの衝撃を与えなかった。

クリシュナムルティが人々の知性に訴えたのに対し、彼は人々の感情に訴えた。

ラーマクリシュナも同じだった。

多くの人たちが感動し、歓喜の涙を流した。

だが、それが彼らを変えることはなかった。

歓喜の涙は一時的なものだ。

家に帰れば、自分がまったく変わっていないことに気づく。

グルジエフはまさにパイオニアだった。

グルジエフとともに、人生における精神性の追求の新しい概念が生まれた。

彼はそれを「第四の道」(知性/感情/肉体のすべてに働きかける道)と呼んだ。

私もこの「第四の道」を追求する。

彼はひどく誤解された。

というのも、人に知識を授けたり、人の心を慰めたりには興味がなかった。

整然とした理論を提供したり、夢を見させてあげたりには興味がなかった。

涙や感激や感傷を誘ったりせず、尊敬も求めなかった。

彼は人に全面的な変容をもたらそうとした。

人に全面的な変容をもたらすには、ハンマーを使わなければならない。

人を形作っている多くの部分を削り落とす必要があるからだ。

人はひどい状態にあり、現状では、すべてがおかしなことになっている。

それを直さなければならない。

だが、人は自分の生き方にたいへん固執しているので、それを変えようとする人物、表面的に変えるのではなく核心において変えようとする人物は敬遠される。

怖がられる。

少数の勇気ある者だけが、グルジエフのような人物に近づいていく。

たいへんな勇気が必要だ。

だが、この勇気があってはじめて、人は生まれ変わることができる。

— Osho, “The Dhammapada” Vol. 2, #2 冒頭部分


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