ボランティアについて
アシュタールはいつも「人の為に」という思考を戒めます。
自分のことを考え、人のことは考えなくてもいいと言います。
しかし人に喜んでもらうことが自分の喜びなので、それは結局自分のためであると思っている人は少なくありません。 ボランティアというのは本来無償の奉仕活動ですから、そこにはエネルギーの対価は発生しません。 しかし、人の喜ぶ顔や感謝の言葉をいただくことがエネルギーの対価とおっしゃる方がいらっしゃいます。 だからボランティアでいいんです。お金、もしくはそれに相当するようなものはいりません。とおっしゃいます。 しかしここでとても大切なポイントがあります。ボランティアで奉仕している人は、喜んで貰えるという期待があります。 もし期待したようなお礼、喜びのエネルギーが返ってこなければどうでしょうか? 全く感情は動かないでしょうか。 そして、無償でするということは、プロではないということです。 プロではない、報酬を貰っていないという気持ちには責任感が不足し、それも問題になります。 反対にボランティアで何かをして貰った側の人は立場が弱いと思うかも知れません。 いずれにしても、完全に対等ではいられません。
ボランティアに対してもう一つ見逃されがちなポイントがあります。 ボランティアを募集している企業は、ただ宣伝になるだけではありません。 たとえば人件費を安くすることもできるかもしれません。それは企業にとってとても都合の良いことです。 人のために自分の労力を使うことは、とても崇高で素晴らしいことだと教え込むことは、とても都合の良いことなのです。 まずはどんなことでも自分で意識して考えてみてください。
人に喜んで貰いたいからするのと、ただ自分がしたいからするのは、全く違う行為になります。 喜ばれなかったときには対価(エネルギー)が貰えないので、対等な関係になることができません。 しかし自分がしたいからするのであれば、何のエネルギーも返って来なくても満足します。 ですから、全て自分のためにしてくださいということです。
人のためにするとエゴが出てきます。 ただ自分が純粋にやりたい事をやっていれば、他者に期待することもないので、がっかりしたり、欲求不満になったり、エゴが出てきたりすることはありません。 何か人にしてあげたいと思ったときは、それを「自分のために」したいか考えてください。 何のためにそれをしたいのかを考えてみてください。 何があなたにとって一番納得できるエネルギーの対価なのかを考えてみてください。 納得できなければ不満が残ります。 そこに楽しさがなくなってしまいます。
これはとても繊細な問題ですのでたくさんの疑問が出てくると思います。 疑問が出てきたら、あなた自身に問いかけてみてください。 あなたの中に答えがあります。
自分のことだけを考えて行動することを習慣にすると、自分がいつも機嫌よくしていられるいられるので、その波動が周りに共振し、それが一番人のためになるのです。 人のために何かしたいと思ったら、自分が気分よくいられることを考え、実行してください。
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