意識をもって見る
あなたたちはいつも、お決まりの見方で物事を見ている。
家に帰ってくると家を見る。でもほんとうに見ているわけではない。
あなたは何度も何度も、何年にも渡って家に入り続けて来た。鍵を開ける時の鍵穴さえもはや見る必要もないかもしれない。
プロセスの全てが機械的に、無意識に続く。
もし何かがうまくいかなかったとき、鍵が鍵穴に合わなかったら、そのとき初めて鍵穴を見るのだ。
あなたが妻を最後に見たのはいつだろう。
何気なく見ながら通り過ぎるだけで、あなたはほんとうには見ていない。
まるで初めて見るかのように、妻や夫や子供を見てごらん。
初めて見るなら、あなたの目は新鮮さで満たされ、目は生き生きとする。
子どもにとっては全てが新しい。そしてすべてが新しい次元だ。
子供たちは鏡のように、静かに、しかし貫通してものを見る。そのような目だけが、内側に届くことができる。
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