家庭内における被害者意識
通常子供は母親の性格や行動によって強烈な刻印を受けます。
母親は子供に何を教えるかではなく、むしろ自分自身が子供の成長を左右していると気付く必要があります。
動機がどうであれ、母親が子供に対して真実を隠しがちならば、子供にも同じことを教えていることになります。
もし母親が被害者になったり、人に合わせ、多少の自己犠牲もメリットと考える傾向にあれば、子供もそうなるでしょう。
エネルギー場では全てが伝わっていることをもっと多くの人に知ってほしいと思います。
被害者とは、人や状況に苦しめられても、無力で何もできないと信じ込んでいる人のことです。
そうした信念があれば、当然その人は人生でそうした事態を引き寄せやすくなるでしょう。
被害者は非力で、加害者(と想定した対象)に対して適切に対応する能力や勇気がなく、簡単に打ちのめされてしまいます。
自分が被害者を演じているつもりなどないほど日常化している人は少なくありません。
表面上はうまくいっている結婚生活の多くは、こうした土台の上に成り立っています。
相手に合わせ、相手を怒らせないことに焦点を合わせ、自分の感情とのつながりを蔑ろにしてしまうのです。
家族という狭い範囲での関係においても、調和や平和への思いは素晴らしいことですが、大きな妥協に繋がりかねず、それは不健全な状態です。
被害者心理とは、状況に対して立ち上がり、自分の気持ちをさらけ出すときにやってくる傷つきやすさに対する防衛手段として、被害者である事実に甘んじている心理状態を言います。
被害者で甘んじている限り、成長も解決もありません。
ただ問題を先送りしているだけです。
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