子育て
他者を許すことは実は簡単なことです。
自分を許すことのほうがずっと難しい。
子育て中の母親の悩みの筆頭は、子供を叱ったあと後悔するというもの。
しかし信じられないかもしれませんが、「叱りたい」が先にあり、「いうことを聞かないから」とか「躾のため」という理由は後付けである場合がほとんどです。
どうしてこういうことが起きるかというと、母親が癒されていないからです。
これを理性で何とかしようとしても無理があります。
無理に無理を重ねて頑張っている母親に育てられた子供はどうなるでしょう。
私は家庭教師の時代にその現象を嫌というほど見てきました。
理想の家族を装っているケースが多いのでよけいに厄介です。
負のスパイラルを解消する方法はただ一つ、自分を許すことです。
しかし勘違いしないでほしいのは、友達と豪華なランチを楽しむことを許す。
学びと称して自分磨きに励む。といったことではありません(^^;)
幸せとは、あなたが考えることと、あなたが言うことと、あなたがすることの、調和が取れている状態です。
つまり、どこも無理がなく、穏やかで満ちたりているので、気分転換のためのランチも旅行も必要ないはずです。
何故そのようなことに許しが必要なのか、そこを見ないで、ただ母親も楽しまなければと、誘導されるがまま頑張り続けると、問題が解消されるどころか、単に問題を先送りしているだけで、静かにネガティブなエネルギーを膨らましていることに気が付きません。
感情に任せて言うことを聞かせたのは敗北に等しく、それはほんの一瞬しか続きません。
子供に「何度言わせるの」というあなたが変われば、もう同じことを言う必要はないはずです。
見たいと思う世界の変化にあなた自身がなればいいのです。
もし、ただ一人の人間が最高の愛を成就するならば、それは数百万の人々の憎しみを打ち消すに十分です。
目の前にいる子が最高の愛を成就するよう育ててください。
彼らは身を挺してそのやり方をあなたに教えています。
子育ては最高の学びであり奉仕です。
0コメント