成長したいと言いながら変化を恐れる人々
多くの人は、自分が正しいと思いたいから、自分と違う意見を取り入れたくないと言うのが本音です。
逆に成長とは、今の状態から変化することです。
変化を恐れて抵抗しているくせに、表向きは成長を望んでいる無知な人は、少なくはありません。
では、人はなぜ変化に対して抵抗があるのか。
誰もがお腹の中にいるときは、快適な環境でした。
(寒くも暑くもない・お腹は空かない等々)
ところが、出産(人として一番最初に体験する変化)を期に、この心地よい環境が当たり前でなくなりました。
(寒いよ・暑いよ・お腹空いた・お尻が気持ち悪い等々)
もしかしたら、産まれた瞬間から私たちは、変化に対して抵抗するようになったのかもしれません。
ちなみに、ほとんどのカウンセリングでは、人の気持ちに寄り添うのは良い手法と思われています。
ですが実際には、「その気持ち、よくわかる~」と言って寄り添う姿勢のほとんどが、相手の変化に対する抵抗感をより強くさせてしまいます。
相手が反発することを恐れて、最初から確信をつくことを避けているのかもしれませんが。
カウンセリングに関わらず、人のネガティブな気持ちに寄り添うのは、そのネガティブな気持ちにエネルギーを注ぎ、変化したくない(自分は正しい)という気持ちをより強くさせてしまいます。
何かが癒されていないために生じた気持ちということがわかっていれば、その勘違いから生じた苦しみの中で頑張ってきたことを、認めて尊重してあげるだけで十分なはずです。
ところで、インナーチャイルドが十分に癒されていない人が、カウンセリングするとどうなるでしょう?
癒されていない波動が伝わるのに、何をどうカウンセリングするのでしょうか?
自分が本当に成長を望んでいるのかは、自分自身を見つめて慎重に考える必要があります。
もしかしたら、親や社会に望まれたから、成長すべきと思ってませんか?
本当に成長したのであれば、そして癒されたのであれば、その人の波動は変化しますので、当然環境は変わるはずです。
今までの環境が心地悪くなり、新たな環境を求めたくなります。
これは人間関係にも当てはまります。自分自身の考え方も、前とは違うはずです。
さて、ご自身は変化していますか?
0コメント