内省とは
日本は豊かな社会なので、物が十分に行きわたった結果、人々は徐々に物質主義の夢から覚めつつあります。
そのために精神性や神秘的な方向に関心を持つ人が増えているのですが、正しい教えがないためにビジネスに利用されている傾向があります。
何が正しく何が正しくないか、判断するには材料は必要です。
その基準の一つとして、プライドを育てているのか、謙虚さを養うのかは大きな判断材料となります。
大切なのは本物を自分で選択していくことです。
それが最も有効なのは、人がエゴから脱却することであり、その方法が「内省」です。
人は自分を助けることで、環境を含め、他者を助けられるのであって、この順番はとても重要です。
また自分の失敗はどんなことも自分の責任であって、他人の責任ではありません。
それを他人のせいにしているうちは、その人はエゴの殻の中にいるのです。
ひとりひとりが自分を助けるには、「内省」によって自分自身を深く掘り下げ、探求していくことです。
なぜこういうことが起きたのか、なぜ今自分は怒っているのか、あるいは悲しんでいるのか、こうした裏の意味、原因が理解できれば、結果を変えることができます。
自分たちは特別だと思いたいという人々のエゴが社会の不幸と痛みの原因になっていることを心にとめて毎日を過ごしたいと思います。
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