怒りや憎しみの変容
通常あなたは表層意識を通して人を見ているので、ありのままの姿で見てはいません。
あなたが勝手に心で作り出した人を見ているのです。
誰かに恋したとき、ありのままのその人に恋しているわけではありません。
普通はあなたの心が描いている人に恋しているのです。あなたの意識の表れです。
しかし深層意識は違います。智慧があります。これは良い、これは悪い。良いのもだけが欲しい、悪いものは欲しくない。表層意識はそのように働いています。いつもジャッジしています。
ジャッジは自分の意識が創り出したもの。
それに気付くことによって、他者への怒りや憎しみが変容します。
すべてのものの本質に差はありません。
DivineSourceが提唱するのは、日常のすべての瞬間を経験するスピリチュアルです。それなしに社会的な活動で平和を促進しようとしてもできないでしょう。
すべての問題は感情にあることを理解し、感情に任せるのではなく、コントロールする訓練をします。
それにより、ひとりひとりの心に平穏が訪れ、怒りに怒りで対抗することがなくなれば、家庭やさまざまな場所で不毛な争いごと、ひいては戦争やテロも根本から消えて無くなります。
忘れないのではなく、赦すことがすべての人にとっての幸せに繋がるのです。
ブッダの教えでは、怒っているときは口を開いたり武器を手にしたり、グラスを割ってはいけないそうです。
かわりに呼吸にもどって歩く瞑想や座る瞑想をして静けさを取り戻します。
怒りの連鎖を断ち切るとほんとうに決めた人は、どんなに怒りや憎しみが大きくとも、何ヶ月かかっても静まるまで待つのです。
昨今の結婚という制度は、婚姻届に署名することで、安心感を得られるどころか、互いに思いやることを蔑ろにしてしまっているように感じることがあります。
両者の間に恐れ、怒り、疑いがあれば、それはただの一片の紙きれに過ぎません。大切なのは誰に対しても慈悲と思いやりが持てる状態に自分を整えること。そしてそれは誰にでも具わってる素晴らしい働きです。
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