あるがまま
「あるがまま」であることを意識してください。
リーディングもヒーリングも、相手の状況を尊重する意識がなければ、上から目線のジャッジ、「なんとかしてあげたい」という思いが生じます。
これは、「相手の現状が良くない」というエゴであり、マイナス波動を送っているだけです。
ですから、相手が変化を求める意思表示をして初めて、手を差し伸べることが可能になります。
その際、気持ちを察してこちらから指摘するのもジャッジです。
私たちの多くは感覚を通してものに触れるのであって、その感覚の外にある「ありのまま」の真実には到達できません。
私たちの多くは世界で起きている現象のうち、感覚器官で受け止めることのできる情報しか得ることはできていません。
その限られた情報を脳で加工することによって再構成されたのが「この世界」です。
ですから真の「現実」は感覚の向こう側にあり、「ありのまま」の世界を見ることはできていません。
それらは整合的な推論によって構成した仮説です。
仏教でいうところの「あるがまま」は、「柳は緑花は紅」というように、体験している世界をそのまま受け止める。再解釈しないという意味です。
葛藤やどうにもならない不安などを、その時の感情で結論づけてしまわないことです。
先のことはわかりません。わからないのにわかろうとするから悩みが増えるのかもしれません。
今何を選ぶかによって未来は変わるのに、型にはめようとして、ああでもないこうでもないと考えあぐねるからあらぬ方向に進んでしまうのです。
自分自身が「あるがまま」であることができていないまま他者と向き合うと、他者に対しても「あるがまま」として尊重することはできません。
是非この「あるがまま」を理解して実践してみてください。
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