チャネリング
対面している人の心を読み取ることは、さほど特別な技術を用いるわけではない。
顔の表情や何気ない動作、声の調子などに現れる波動から、相手の考えや感情がある程度まで推測できる者は多いだろう。
しかしこれは、相手の心の波動をそのまま観察しているわけではなく、自分の波動で参照している。
つまり、自分の心の中にある観念の反映であり、相手の心のなかにあるものをそのまま見ているのではない。
これはエゴ(自我意識)によって相手を外側から見ている限り、決して避けることのできない現象だ。
そうではなく、相手が感じていることや思っていることをそのままキャッチするのであれば、エゴを鎮め、普遍意識において観察しなければならない。
そのためには、顕在的のみならず潜在的に持っているあらゆる先入観を、完全に手放すことができるようにならなければならない。
さらに、主観によって自分の心が創り出した偽物と事実を厳密に見分けられるよう、辛抱強く、そして数多く経験を積み重ねていくことが必要だ。
悪意がある場合は、コールドリーディングやショットガンニングという手法を用いてチャネリングと称している者も少なくないので注意が必要です。
この場合は、言ってほしいことを言ってくれることが多く、一時的に気持ちが楽になるだけで、成長に繋がることはありません。
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