死後の世界

人生があまりに辛いと、死によって全てのことを終わらせたい、死ねばそれまでだ、と一度でも思ったことのある人は少なくないでしょう。

しかし、自殺は霊魂と肉体という、人間の基本構造に対する無知と無理解がもたらす悲劇に他なりません。

自殺後に待ち受けているのは、全てのことが消え失せた世界ではなく、真っ暗な闇の中に居る自分を発見することです。

現実逃避の心理が、周辺環境を暗黒として創造するのです。

死後は、現実世界での心の在り方がストレートに反映される世界です。

自殺者の死後の世界は、そうしなければならなかった状況によって多少の違いはありますが、特異な場合を除いてほとんど似たものとなります。

自らの心を外部から断絶させ、閉鎖した自分の思考に閉じこもって自ら命を絶つということは、魂の成長を放棄した利己的な行動であるからです。

それゆえ彼らはしばらくの間、進化の旅路の流れに乗ることができず、自殺の経験の中に閉じ込められるようになります。

自殺者のほとんどは、死んでからも自分の意識が回復するのが怖くて、死後の世界でもずっと自殺を繰り返し続けるのです。

高いところから落ちて死んだ人はずっと飛び降り続け、薬を飲んだ人は苦痛の中でもずっと薬を飲み続けます。

それでも肉体がある時は、瞬間でも気分転換ができたり、周りの説得や助言により、自分の孤立した考えから抜け出す可能性があります。

しかし自殺者の世界は、そんなわけで自ら外部からの完全な断絶を創り出してしまうので、自分の考えの影響力から到底抜け出せなくなるのです。

自殺は、問題の解決や逃避に至るどころか、むしろ問題をさらに複雑にするものです。

自殺を考える人たちにとっての真の解決策は、個人的で閉鎖的な自分の観念から自分を自由に解くことができる知恵を授けることです。

受動的に死に頼ることなく、能動的に自分の自由意思によって、自分を苦しめ自分を困憊させている自分の考えを消去することです。

肉体の死がすなわち、考えの死、感情の死、思いの死、つまりすべてのことの死ではないことを、死ぬほど苦しんでいる人に、生きているうちに、伝えてあげてほしいと思います。

肉体は捨てることができても、自分の永遠な同伴者である考えまで捨てることはできません。

ですから、心の在り方に徹底的に向き合う機会を与えられたあなたは今、最も望む未来を創り出す機会も与えられているのです。

肉体を持った次元でしかできないことがあります。

肉体を持った世界はとても不自由ですが、とてもやりがいのある、そして目に見えて成果の上がる世界でもあります。

この世で解決できないような問題は、誰一人として負わされることはありません。

そのことを今一度心に抱き、強く、そしてしなやかに人生を楽しみましょう。

あなたはいついかなる瞬間も、一人取り残されることはありません。
立ち上がって光を求めてください。

DivineSource

人は何かに属すことで安心する傾向にありますが、それは本質からはかけ離れた行為です。 DivineSourceは魂の成長とともに自立した個人を目指します。 そこにはリーダーや組織は存在しません。 思考はエネルギーです。 思考するから現実が起きるのです。 思考が先、現実はあとなのです。 自立したあなたのまわりには、真の仲間がたくさん集まってきます。

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